保険診療(形成外科)
バースクリニック
ポイント
診察中に無料託児が利用できます
産婦人科に併設された形成外科・美容皮膚科ですので、来院される方は赤ちゃん、
お子さんを連れた方も多くみえます。
お子さんの診察のついでにお母さんの美容治療、婦人科検診なども可能です。
お母さんの診察中は院内のキッズラウンジで託児ができますので、お気軽にご利用ください。
オムツ替えスペースと授乳室、調乳室があります
乳児をお連れのご家族の方が院内で過ごしやすいようにオムツ替えスペース、
授乳室、調乳室をご用意しています。
ご自由にお使いください。
診療内容
症状をクリックすると詳細へリンクします。
新生児から幼児に多い皮膚疾患
- おむつかぶれ
- 新生児ざ瘡
- 汗疹(あせも)
- 乳児脂漏性皮膚炎
- 接触性皮膚炎(かぶれ)
- 伝染性膿痂疹(とびひ)
皮脂の分泌量の変化
新生児期 (生後~4週間まで) |
皮脂の分泌にかかわる内分泌の機能は未熟ながらも、母体から授かった物質の作用によって一時的に皮脂の分泌量が増えます。 |
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乳児期 (生後4週間~1年まで) |
生後2〜3ヶ月を過ぎた頃から、皮脂の分泌量は減少してきます。 |
幼児期 (1歳~6歳ごろまで) |
皮脂の分泌量が生涯でも一番少なくなる時期にあたり、乾燥しがちです。 |
赤ちゃんの皮膚はとても薄く、また上記のように皮脂の分泌量が不安定なことからちょっとしたことで湿疹・皮膚炎が生じたり、細菌やウイルスに感染したりするなど、皮膚トラブルが生じやすい特徴をもっています。
最近の研究結果では乳児湿疹から食物アレルギーを発症する可能性があるとわかってきました。
乳児期からきちんとしたスキンケアを徹底し、皮膚トラブルを防ぐことで小児アレルギーへのリスクを減らしましょう。
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当院で生まれた赤ちゃんは2週間健診、1か月健診で皮膚状態をチェックしております。
そのほかお子さまの体表の事で気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。
腫瘍・ほくろ
治療方法
炭酸ガスレーザー治療 | 少量の局所麻酔を行います。処置後は軟膏処置を行い、保護テープを1週間程度貼っていただきます。 当日からお化粧、洗顔が可能です。 しばらく赤みが残りますが、お化粧で十分カバーできます。 |
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形成外科的切除 (手術) |
局所麻酔後に切除し、髪の毛より細い糸で形成外科的に縫合します。 抜糸は5~7日目に行い、後は形成テープで固定します。 |
炭酸ガスレーザー・電気焼灼、形成外科的切除(手術)の治療法は、患者様の生活様式、ほくろの大きさ、悪性・良性の違いなどによって治療法を選択します。カウンセリングの後、ご希望があれば、 どちらの方法でも治療が可能です。
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子どものほくろや良性のできものは、局所麻酔で我慢できるようになってからの治療が望ましいのですが、大きいものや、目立つ場所にあるものは全身麻酔での手術が可能です。
全身麻酔での手術は1泊2日程度での入院治療となります。
粉瘤・脂肪種(できもの)
治療方法
局所麻酔後に取り除き(摘出)、髪の毛より細い糸で形成外科的に縫合します。
抜糸は5~7日目に行い、後は形成テープで固定します
熱傷(やけど)
やけどをしてしまった場合は慌てずにすぐに流水で30分程度冷やしましょう。
十分に冷やしてから受診をしてください。
治療方法
やけどの深さに応じて軟膏・創傷被覆材等の治療を行います。
やけどが治った後でも痕ができるだけ目立たなくなるように、ご自宅でできる処置をお伝えします。
お子さまがやけどを負った時、あとは残るでしょうかとよく聞かれます。
あとが残るかどうかはやけどの深さによって決まり、この深さは受傷時点で既に決まっていますので、
深さを見極めて適切な処置を行い、これ以上悪くしないことが重要です。
瘢痕(きずあと)
治療方法
ステロイドテープ・シリコンシートによる圧迫・ステロイドの注射・手術などを中心に治療しています。
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産婦人科との連携により、帝王切開時に形成外科医による縫合と術後の傷のケアを行っております。傷あとをできるだけ目立たなくしたい方にはおススメです。
帝王切開手術と同時に形成外科治療できるのも当院の特長です。
帝王切開後の手術痕でお悩みの方もご相談ください。
外傷(けが)
子どもは転倒した際に頭や顔をけがすることが多いです。
けがをしたところによっては出血が多くみられたり、痕に残りやすい部分があります。
できるだけ早めに受診をしてください。
治療方法
程度に応じて、軟膏・創傷被覆材、テープ固定、縫合等の治療を行います。
少しでも目立たないよう、お顔の傷は髪の毛程度の太さの糸で縫合します。
特別な外傷
動物咬傷
動物の口腔内には雑菌が多く存在しています。
また、牙による創は入り口が狭 く奥に深いために、汚染物質が外に排出されにくく創内にとどまりやすくなっ ています。
動物にかまれると創が化膿しやすく、広範囲に感 染・炎症が及ぶことも稀ではありません。
受傷後は素早く十分に流水で洗い、早めに受診をしてください。
虫咬傷(虫さされ)
乳児・幼児は体温が高く汗をかきやすいため虫に刺されやすく、腫れやすいです。
ひどく痒がる場合や複数カ所刺されている場合、刺された部位が化膿しているなどがあれば早めにご相談ください。
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、『上まぶたが瞳孔(黒目)まで垂れ下がっており、
しっかりとまぶたを上まで挙げられないために、視界が狭くなったり物が見づらくなったりする状態』のことです。
片目と両目の場合があります。
下記の症状のある方は眼瞼下垂かもしれません
- おでこにしわが増えた
- コンタクトレンズを長期間使用している
- 眉下と目の間隔が広くなってきた
- 目が小さくなった
- 眼の上がくぼんできた
- 頭痛・肩こりがひどい
治療方法
局所麻酔下での手術です。
日帰り手術、1泊2日入院での治療が可能です。
手術後のご帰宅が心配な方は入院治療をお選びください。
皮膚切除 | 皮膚のたるみによっておこる下垂は余分な皮膚を切除することで改善します。 30分程度の手術です。 1週間後に抜糸が必要です。 |
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挙筋前転法 | 上眼瞼挙筋がゆるんでしまった場合には挙筋を短くする手術を行います。 90 ~ 120分程度の手術です。 1週間後に抜糸が必要です。 |
伝染性軟属腫(水いぼ)
皮膚や粘膜にできる良性のウィルス感染症です。
顔・手足・脇・股など身体のどこにでも発症し、いぼの中に白い芯のようなものがあります。
治療方法
ピンセットで病変をつまんで内容を圧出する治療を行います。
家族内や保育園やプールで感染することが多いようです。
放置すると増加するので早めに摘除しましょう。
陥入爪 巻き爪
陥入爪は、爪の端が曲がってくい込んでいる状態のものを言い、巻き爪は爪全体が曲がっている状態を言います。
治療方法
爪の長さ、炎症の有無などによって治療法を選択します。
合わせてご自宅でのフットケアについてご指導します。
あざ・先天性形態異常
あざ、副耳、耳廔孔、唇顎口蓋裂、多指・合指症、小耳症、皮膚腫瘍など。
当院で治療可能なあざ
Qスイッチ付きレーザーを使用します。
レーザー照射は3か月に一度で保険適応です。
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当院で産まれたすべての赤ちゃんは入院中に形成外科診察をおこないます。
皮膚の色やあざは出生前のエコー検査ではわかりません。
耳の形や手足指の形態も、とても小さくて細いため出生前にエコー検査で異常を把握することは困難です。
産まれた直後に専門医による診断を受け、早期発見ができることは当院の特徴です。
当院で治療が難しい場合は適切な専門施設へ紹介をさせていただきます。